
大人の矯正歯科
大人の矯正歯科
近年では歯列矯正治療が身近になり、受診される患者様が増えてきております。これまで大学病院にて長く臨床の現場に携わりながら様々な症状の患者様を治療してきた経験と世界中で日々発表される論文や研究成果をもとにした科学的根拠に基づく矯正治療を患者様のお気持ちに寄り添いながらご提供してまいります。
特に当院では
にこだわって治療をしてまいりたいと考えております。
といった点が挙げられ、総じてクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上が見込まれます。
歯の表側にブラケットを装着し、ワイヤーを通すことで歯列を矯正する治療法で、幅広い症状に対応できます。近年ではブラケットが白く目立ちにくい素材となっていたり、金属アレルギーなどを起こしにくい生体親和性に優れたブラケットなどが開発されております。
歯の裏側に装置を装着し治療する治療法となります。治療中も周囲の方に気付かれにくく、装置を装着している周辺部に対して唾液の循環もあるので歯磨きがしづらいことによるむし歯や歯周病への罹患リスクが低いメリットがあります。また、上下顎前突の方は表側に装置を装着するとお口元が、より膨らんでしまうため裏側に装置を付ける舌側矯正ではメリットを多く享受できる傾向にあります。当院では上下ともに舌側矯正となるフルリンガル、上顎が舌側矯正、下顎が表側矯正のハーフリンガルを提供しております。
患者様の歯型に合わせ、マウスピースを作製し、およそ1日20時間装着していただき、歯を動かしていく治療法です。透明のマウスピースを使用するため、口を開けたときに矯正装置が目立つ心配がありません。自分で取り外しが可能なため、お食事、歯磨き時の不快感はありません。2025年現在、全世界で1000万人以上の治療実績があり、日々研究開発がなされているアメリカのインビザライン社のマウスピースを当院では導入しております。
全長4㎜~8㎜程度のチタン製インプラントのことで、歯を動かす際の固定源として一時的に顎骨に埋入いたします。自由度の高い歯の移動をかなえることや一塊で歯を動かすことが可能なことから治療の効率化や治療期間の短縮につながります。
骨格性の不正咬合の患者様には顔貌の審美性、咬み合わせ(咬合)の改善を図り、口腔機能の回復と心理的なストレスの解消を目的とした外科的矯正治療を口腔外科医や形成外科医と連携してご提供しております。また自費診療となりますがサージェリーファーストも対応しております。
他院で歯列矯正をしたが仕上がりにご不満がある方、マウスピース型矯正で治療をしたが歯のがたがた(叢生)を解消したのみで咬み合わせが改善が解消されなかった、あるいは増悪してしまった方などの再矯正治療をご希望される方が増えております。
前歯部のガタガタやすきっぱ(空隙歯列)といった症状に対してワイヤー矯正やマウスピース型矯正で治療をしております。適用症には限りがありますので一度、初診カウンセリングにお越しください。また、前歯部に限らずに臼歯部などの限局的な矯正を行うことも可能です。
義歯(入れ歯)の安定化を図るために部分的に矯正を行うことやインプラント治療の計画にも部分的な矯正が組み込まれることもございます。患者様の治療選択肢を増やすメリットがあるため、部分矯正を他科と連携してご提供しております。
歯は顎の骨の間に埋まっており、周囲には歯槽骨という歯を支えている組織があります。この歯槽骨のサポートが無い位置に歯を並べてようとしてしまうと歯肉が下がる(歯肉退縮)を引き起こしてしまいます。特に成人では加齢に伴い骨が薄くなる傾向にあるため、当院では歯科用CTを活用し、患者様の顎骨の厚みを視覚と数値で把握することで、可能な限りリスクを回避した安心で安全な歯列矯正を実践しております。